家族でスタバに寄ったときのハナシ。
注文をまかされた私は、レジに並んでいた。
コーヒー屋にいるにも関わらず、甘いもの好きな父が「オレンジジュースが飲みたい」と言うもんだから、フードケースの中を見渡し、オレンジジュースを探したが見当たらない。
『ちょっと前まで、ジュース類はボトル容器でフードケースにあったよな・・・?』とか思いつつ、レジで直接頼むことにした。
「オレンジジュース1つください」と頼んでみると、衝撃的な返答が返ってきた。
レジ「お子様が飲まれますか?」
「えっ? お子様ですか?? お、大人が飲みます・・・」
レジ「すみません!大人の方には提供してなくて、12歳以下のお子様にしか販売できないんです。」
なんと!大人が飲めないオレンジジュースなんて存在するのか!?と、かなり動揺した。
とてつもなく必死に「大人には販売できません!」と言ってくるため、『しょうがないか・・・』とコーヒーを注文。
前はあったよな・・・?オレンジジュース
戻って、この衝撃的事実を家族で共有すると、『オレンジジュースが子ども限定だ、なんてことがあるのか?』と同じような反応だった。
たしかに、ファミレスなどのレストランだと、子ども限定のお子様セットがある。
しかし、すこし前までは、スタバでフツーに提供されていたオレンジジュース。
急に方向転換して、”子どもだけが飲めて、大人が飲めないオレンジジュース” になるなんて・・・怪しくないか?とさえ思ってしまう。
ちなみに、日本のスタバで、子ども限定販売のジュースは、オレンジとアップルの2種類のみ。
そもそも『なぜスタバで大人へのジュース提供がなくなったのか』が気になったので、その真相をつかめないか調べてみた。
浮かび上がった事実は3つ。
一時期、話題となっていた ”オレンジジュース” 品薄問題。
オレンジの調達先であるブラジルで、猛暑や干ばつが発生。そのため、供給量がかなり減少し、オレンジジュースの価格高騰や販売休止になったというもの。
ちなみに、スタバのオレンジはブラジル産。
コレにより、オレンジジュースの常時提供が難しくなったとみたスタバは、”ジュースの提供は子どものみにしよう”と決めたとも考えられる。
しかしこれだと、アップルジュースが子ども限定であることの説明がつかない。
日本のスタバのウェブサイトで、ジュースの商品説明蘭を確認すると、
12歳以下のお子様用ドリンク
お子様が飲みやすいように厳選した果汁を使用しました。スターバックスオリジナルの濃縮還元果汁100%ジュース。
と、”お子様が飲みやすいように” 作られていることがわかる。
つまり、子どもにとっては美味しく感じるけど、大人にとっては物足りないジュースであると。
このように、日本の子どもたちのためを思ってのスタバの気遣いがあった、と考えてもいいかもしれない。
最後に・・・海外のスタバでは、フツーにジュースが販売されているという事実をつかんだ。
もちろん、お子様限定ではなく、大人も飲めるジュースになっている。
たとえば、お隣の韓国では、15種類ものジュースを提供し、中にはオーガニック100%のものもある。
▼ アメリカにいたっては、ノンアルコールのビール(ソーダ)まで置かれている。
さらに、ドイツでは濃縮還元ではなく、コールドプレスのオレンジジュースまで。
明らかに、日本よりも海外のほうがジュースのバリエーションが多く、質もいい。また、子どもに限定されていないこともわかった。
【参考】韓国のStarbucks ウェブサイト、アメリカのStarbucks ウェブサイト、ドイツのStarbucks ウェブサイト
日本のスタバで、「大人にはジュースを提供しない」という衝撃的な事実を知る体験をした。
また、日本だけジュースのバリエーションが少ないうえに、大人には販売しないという謎の商売をしていることがわかった。
つまり、「大人は、日本のスタバではコーヒーを飲め!」というのが真意なのかもしれない。
それにしても、海外のスタバでは、上質で豊富な種類のジュースがあるのに、日本だけ貧素な扱い。
大人でもジュースを飲みたいときがあるのにな~なんて思いながら、海外のスタバがうらやましく思う出来事でした。